2020/12/01
こんにちは! 東戸塚医院主任:歯科衛生士の三井です。
今回は歯磨き粉の中に入っているある成分について・・・
みなさん 歯磨き粉はどうやって選んでいらっしゃいますか?
スーパーやドラックストアに行くとズラーッとたくさんの歯磨き粉が並んでいますね。
CMで見たことがあるものやいかにも歯が白くなるようなもの・・・悩んでしまいます・・
そんな市販されている歯磨き粉のほとんどに『発泡剤:ラウリル硫酸ナトリウム』という成分が含まれているのはご存じでしょうか?
この『ラウリル硫酸ナトリウム』というのは合成界面活性剤の一つで、シャンプーや洗剤、洗顔料など日常の生活でよく使用する製品に含まれているものです。
性能としては、発泡作用と洗浄作用があります。
しかしこの『ラウリル硫酸ナトリウム』が入った歯磨き粉はおススメ出来ません!!
その理由の1つ目は、泡立つということです。
発泡剤なので当たり前ですが磨くと泡だらけになり、すぐ口をすすぎたくなってしまったり、まだ磨ききれていないのに泡によってシュワーっとしているので磨けた気分になってしまうのです。
これが磨いているけれど磨けていない の原因のひとつと考えられます。
二つ目は石油系化学物質ということです。
脱脂力が強いために口腔粘膜のムチンを破壊してしまったり、味覚障害の原因とも言われています。
口腔粘膜は吸収がとても良く(皮膚の13倍)化学物質が簡単に体内に入りやすいので、
人体に有害なものとして、アメリカや欧米の一部では使用を禁止している国もありますが、日本では有害は認められないとされています。
きちんと洗い流すことで安全性が保てるとのことですが、
口腔粘膜の吸収性がいいので洗い流す前に吸収されているのでは・・・
今は発泡剤無配合の歯磨き粉もたくさんあります、
使用するなら 発泡剤無配合をおススメ致します。