2020/12/09
木原歯科・内科医院 歯科スタッフの中村です。
あっという間に12月ですね。一年過ぎるのがとても早いです。
一年振り返ってみて今年は新型コロナウイルスの影響で異例ずくめの年でした。
現在も感染者が増加している状態で予断を許さないというのが心配です。
さて、今回は「口呼吸」についてのお話です。
今は一日の中でマスクを着けている時間が長いですが、呼吸の仕方を意識したことありますか?
口元がマスクで隠れているため口がポカンと開いていても気にならないかもしれません。
そのような時は口で呼吸していることが多いそうです。
本来人間は「鼻」で呼吸する動物です。
しかし口呼吸をしている方が多いという現実があるそうです。
では、口呼吸による弊害は一体どのようなものでしょうか?
①虫歯・歯周病・口臭の原因
口呼吸になると口の中が乾燥し唾液が口の中を潤してくれなくなり
虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し放題になってしまいます。
②風邪やアレルギーになりやすい
鼻から呼吸する場合、外気を取り込む時に一緒に入ってきた細菌やウイルスを排除する機能が備わっています。
また、副鼻腔の働きにより加温・加湿された状態で体に空気を届けることができますが、口からの呼吸ではそのような機能が備わっていないため感染リスクが大きくなります。
③顔の筋肉が劣化する
口の周りの筋肉(口輪筋)が緩むと周囲の表情筋も緩み皮膚の緩みにつながります。
④眠りの質が悪くなる
口を開けていると舌が喉の奥に落ち込んでしまうため呼吸の邪魔をしてしまいます。
その息苦しさから自然と眠りが浅くなってしまいます。
他にも歯並びが悪くなる、認知症を引き起こすなど口呼吸にはさまざまなデメリットがあります。
鼻炎など慢性的に鼻に疾患をもっている場合はそちらの治療が優先されます。
もし鼻呼吸がスムーズに出来るのにスマホを見ている時など
何かに集中している時、口が開いて口呼吸になっていることありませんか?
ちょっと意識して「鼻呼吸」してみましょう!!