2020/09/15
こんにちは、新杉田医院の衛生士の平田です。
今や外出の際にはマスク着用が当たり前の時代になってしまいましたね・・・
マスクは飛沫を防いでくれるありがたい存在ですが、一方で多くの人が気が付いていないマイナス面もあります。
マスクをしている時、お口の中では何が起こっているのか、気になりませんか?
マスクをしていると、おしゃべりをする機会が減ったり、飲み物を飲む際に躊躇したり・・・
その結果、口の中の潤いが減ってしまうのです。
そんな時期だからこそ、改めて知っていただきたいのが、唾液です。
唾液は歯の健康を守ってくれるだけでなく、全身の健康にもつながっています。
お口の中の乾燥を防ぐことで、どんないいことがあるのか?
簡単にご紹介したいと思います。
唾液がお口をしっかり機能させるための作用はたくさんあるのですが、私たち衛生士が意識して皆さんの唾液をチェックするものは、
1、phの調整 2、再石灰化 3、自浄作用です。
1、phの調整・・・飲み物や食べ物をお口にした際、糖分を摂取するとミュータンス菌が酸を排出し、歯面のミネラルが溶けやすい状態になります。そこで活躍するのがこのph!唾液はややアルカリ性の為、口腔内を中性に戻します。phが平均的にあれば歯が溶けにくい環境が作られるのです。
2、再石灰化 ・・・口腔内が酸性に傾くと歯面のミネラルが溶けだし、結晶構造がスカスカに一旦なってしまい、歯が溶けやすい状態になってしまうのですが、そこにカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成します。
3、自浄作用 ・・・食べかすや細菌を洗い流してくれる働きをする唾液。
唾液が届きやすい部分程細菌はたくさん洗い流され、酸も作られにくく虫歯のリスクは低くなります。
歯を守る以外にも、食べ物を飲み込みやすくしたり、消化しやすくしたり、日常生活を支える力になっています。
また、全身の健康を守る力も唾液にはあるのです!それは・・・
抗菌作用といって、細菌やウイルスに働きかける力です。
唾液には100種類以上の成分が含まれていますが、その中のうち抗菌物質の分泌量が一番多いものがIgAです!
IgAは細菌やウイルスなどの異物が侵入すると、見つけて取り囲み粘膜への付着を防ぎます。
そのあと異物は唾液の自浄作用によって、洗い流されるので、私たちは元気に過ごすことが出来るのです。
ウイルスと共に生活している私たちにとって心強い味方なのです!
IgAが不足すると風邪やインフルエンザにかかりやすいというデータが出ているようです。
お口の中のIgAを増やすには、まず唾液そのものを増やす事が大切です。
常にマスクをし、うるおいが減っている今は特に意識的に唾液を出すようにキシリトールガムを噛んだり、お口の周りの筋肉を動かすような心がけをしてみてください。
2020/09/10
こんにちは、新杉田医院の歯科衛生士:金澤です。今回は真面目な『歯を守る』話です。
先日、ある女優さんが『40歳過ぎたら、エステより歯医者よ!』って仰っていました。
うぅ〜〜ん、確かに!
日ごろ、デンタルケア業務を中心に行なっている歯科衛生士の私も納得の言葉です。
20代は不摂生しても健康で、30代は仕事や家事に夢中でカラダのことなんか労わる余裕もない。
そして40代が『岐路』だと思います。
自分もそうでしたが、40代はカラダの不調を少しずつ感じながらも、見た目に気を使い、食事や運動、生活スタイルも気にしている。
エステにも行って、健康診断も欠かさない。
歯周病は少し気になるけど、歯磨き粉はやっぱりホワイト二ング用!歯は痛く無いし、歯磨きもちゃんとやっているから、大丈夫!
こんな方ってとても多いと思いますが、歯を失い始める人の平均年齢は40代!
そして皮肉なことに、しっかり歯磨きして虫歯が少なく、歯医者にあまり行く機会の無かった人のほうが危険なのです。
40歳を超えると2人に1人が歯を失っています。
歯を失う原因の1位は『歯周病』、2位が『虫歯』です。虫歯は痛くなるので、歯医者に行かざるを得ない。
でも歯周病は歯茎が腫れても、1週間も様子を見ていると、何事も無かったような感じに…。
これが大きな落とし穴なのです。
歯周病は、別名「サイレントディジーズ(静かなる病気)」「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれ、徐々に歯の寿命を縮めます。
ではどうすれば歯周病を予防できるのか?
それは『かかりつけ歯科衛生士』に口腔ケアをしてもらえば良いのです。
残念ながら、自分で毎日、歯磨きしているだけでは、ダメなのです…
私たちの医院では、様々ニーズに合わせで、定期的な口腔ケアに取り組んでおります。
☆健康保険を使って、年2回検診とケアを受けられる方
☆歯周病を患っているから、保険で毎月ケアを受けられる方
☆美容院感覚で、数ヶ月おきに自費でプロフェッショナルケアを受けられる方
☆忙しいので、年1回、単発で隅々までキレイにケアを受けられる方
そして私たちの医院にケアでお越しになっている方は、皆さん『かかりつけ歯科衛生士』がおります。
何でも相談できて、いつも口の中をキレイで爽快にしてくれる頼もしいサポーターです!
是非是非、私たちを頼りにして下さい。
2020/08/21
みなさま、いかがおすごしでしょうか?
内科の看護師の遠海です。
今年の夏は、特別な夏…。
我が家は、例年だと帰省し、おばあちゃんの家で過ごしたり、親戚の家でバーベキュー、学生時代の友人と美味しいお酒を飲んだり…の予定でした。
しかし、関東圏内の状況を考え、今年は我慢!することにしました。
せっかくの夏休みなので、近場で楽しんできました。
入場には、事前予約が必要でした。
子供達は、楽しんでくれたようで、何より♪また初めての無人島も楽しんできました。
まだまだ暑い日が続きますが、体調を崩されませんようご自愛ください。
2020/08/01
こんにちは、木原歯科・内科医院 内科看護師の漆原です。
現在全国でコロナウイルスの感染者が再拡大しており、みなさま不安な日々を過ごされていることと思います。
そんなコロナ禍の現在、高校2年生のうちの娘は約3ヶ月近くに及んだ休校期間が終わり、学校の授業が再開され部活も通常に戻りました。
娘は吹奏楽部に所属しており、本来であれば今頃コンクールに向け部員一丸となって神奈川県代表、金賞を目指して部活に明け暮れているはずでした。
しかし今年はコロナウイルスの影響で吹奏楽コンクールは中止となってしまいました。
私も中学、高校と吹奏楽をやっていたので演奏会を聴くのが大好きで今年も楽しみにしていました。今回、高校生活最後のコンクールがなくなってしまい、私自身寂しい気持ちでいっぱいです。
このような大きなステージを失い悲しい思いを吹き飛ばそうと第102回全国高校野球選手権大会の開会式があるはずだった8月10日にそれぞれがそれぞれの場所で大会歌の「栄冠は君に輝く」を一斉に奏でるというリモート企画があります。
高校野球も吹奏楽も合唱も全国大会というステージが失われ、夢が叶わなかった仲間たちや私たち自身にエールを送るという素敵な企画です。
私はもう演奏はできませんが8月10日はSNSやYouTubeでの演奏を見て元気をもらおうと思います。
2020/07/25
こんにちは。
木原歯科・内科医院、内科受付の西山です。
この度、内科訪問診療部門に新しい医師が2名入職しました。
6月より入職した深澤佳高医師は泌尿器科を専門とし、7月より入職した和田由大医師は消化器外科を専門としております。
昨年10月に入職した永島雄次郎医師は呼吸器内科、院長の原口医師は消化器内科と、互いの専門を補い合う形での訪問診療が可能になりました。
医師が合計4名の大所帯です。
訪問診療の分野はご要望が増しており、東戸塚駅周辺にお住いのかたの高齢化がうかがわれます。
施設入所中のかた、エレベーターのない団地にお住まいのかた、移動に車椅子を必要とし通院が困難なかたなど、訪問診療をご希望とされる患者様は様々です。
当院では法人内の訪問歯科部門とも連携をとらせていただいております。
通院が困難となり訪問診療をお考えでしたら、ご家族様からでも結構ですので、お電話にてご連絡ください。ご相談を承ります。