Pay it Forward ~『次へ渡そう!』運動~
2000年公開のペイ・フォワードという映画をご存知でしょうか?
11才の少年トレーバーが通う学校で『もし今日から世界を変えたいと思ったら何をするか?』
という課題を出されます。少年は自分が受けた恩を別の3人に厚意として渡し、繋げていくことで本当に世界は変わっていく・・・という感動のストーリーです。
『恩返し』という言葉があるように、普通は人から受けた恩はその相手に返します。
しかし少年はその相手に恩返し=ペイ・バックするのではなく、
他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく=ペイ・フォワードをしていくことを決めたのです。
今、私たち木原会ではスタッフとお客様で平和を祈る鶴を折っていますが、6才の女の子が来院の度に沢山の鶴を折ってくれます。 小学校に入る前の女の子の小さな小さなその手で、一つ一つの工程を一生懸命に折ってくれて、それを見ているだけで心が温まります。
ある日、その子とお母様がご自宅でわざわざ折った鶴を私達に届けてくれました。
小さな子供さんは中々歯医者さんを好きになってくれない子が多い中で、こんなにも私達の事を慕ってくれるのはとても嬉しいです。
鶴を折る・・・という事はただの行為でしかありませんが、そこに厚意が重なり一人一人繋げていければ、私達の明日は笑顔になると思いませんか?
私はその小さな女の子にそんな希望を教えて貰いました。 ありがとうございます。
私達に出来ることは、ほんの些細なことかもしれないけれど...
それでも一人でも多くの方の笑顔のお手伝いが出来ればうれしく思います。
大事な事は、何かを変えるにも最初は小さな行動で始まり、それを繋いでいく事だと思います。
そしてそれが、明日を変える第一歩だと信じています。 By DH.MEY