日本で一番すばらしいもの
先日の朝日新聞に戸田奈津子さんのコラムが掲載されていました。
戸田奈津子さんと言えば、子供のころから数限りなく見ている映画の最後に必ず登場する日本女性で、今ほどマスメディアに出演されていなかったので・・・この名前を目にするだけで憧れのドキドキ・・・でした。今回はその戸田奈津子さんのコラムを紹介します。
ハリウッドスターのリチャード・ギアが仏教を志し、ダライラマを師と仰いでいるのは有名な話で、そのきっかけは30年前に訪れた京都の『日本の座敷の美しさ』に感涙した体験だそうです。
飾りたてる美意識ではなく、無駄をすべてそぎ落としたシンプルな日本人の美意識は、細部にわたって行き届いた心遣いの賜物で、このもてなしの心が一人の人間の生き方まで変えたのである。
そしてイタリヤの名優マルチェロ・マストロヤンニは日本のカフェにあるスティックシュガーを見て、
『日本人はなんて頭がいいんだ!すばらしい!』と、お土産に持ち帰ったそうです。
そう言われれば外国の角砂糖は紙に包まれて面倒だったり、1個ずつ裸で何となくキタナイっぽい・・・
こうした日本人の行き届いたものの考え方に感心する外国人は多い。
見慣れてしまった私たちには『どうってことない思いつき』だが、使う人の立場に立った工夫は日本人ならではの配慮がある。
『日本人のおもてなし』の根底に流れるのは、『心』だ。
そして日本を訪れた外国人はリップサービスではなく、心から日本を褒める人が多い。
・・・日本は清潔だ、サービスがスピーディ、食事がおいしい、etc, etc ・・・
でも一番嬉しかった日本への賛辞は
" It's the people. It's their hospitality "
『 日本で一番すばらしいのは、日本の人たちだ、日本のもてなしのこころだ 』
木原会のスタッフもこんな風に褒めていただけるように頑張ります!!