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2011年6月20日

傘が手放せない日が続いていますね・・・。
じめじめした梅雨のこの時期から夏場にかけて気になるのが食中毒ですが、日頃から免疫力が高まる健康習慣を意識していれば、そんなに大事になることはありません。
そもそも免疫力とは 『疫(病気)を免れる』と書いているように、外敵から自分のカラダを自分自身で守る仕組みのことです。免疫力を活性化させる要因は様々にありますが、カラダを冷やさないことはとても大切なことです。
そもそも免疫細胞は37℃前後のやや高めの体温で元気に働いてくれますが、体温が0.5℃下がると免疫活性が35%も低下し、様々な病気を引き起こすと言われています。
東北大震災の時も、災害後に亡くなった方の大半が負傷ではなく、津波に遭い濡れた衣服のまま数時間過ごした結果、低体温症で亡くなったそうです。
また2002年北海道トムラウシ登山の遭難で多くの死者が出たのも低体温症が原因です。

私たち日本人の平均体温は36.8℃と言われています。実はこの体温と基礎代謝は密接な関係があり、体温が1℃低くなると基礎代謝は12%低下するそうです。
つまり理想的な体温36.8℃のAさんと、低体温35.8℃のBさんが、ともに1200kcalのゴハンを食べたら、Aさんは30kcalオーバーですが、低体温のBさんは170kcalもオーバーになってしまうので、当然太ってしまいます。
やせている人は、代謝がいいから太らないって言いますが、こういうことなんですね・・・。
最近ではエアコンの影響もあり、冷え性の女性が多くなっていますが、一年を通してカラダはあまり冷やさないように注意することが大切です。また室内が常に適温で保たれていると、自分の力で温度調節が出来なくなり、細菌に感染しても体温を上げられず、免疫細胞も十分に機能しないまま病気が発症してしまいます。

この夏は節電に協力しよう!とエアコンの使い方を見直す方も多いと思いますが、カラダにとってのエアコンも見直してみませんか?

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木原会郎

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