酸蝕歯と飲み物
先日、日本列島を直撃した台風は凄かったですね・・・。
庭の枝草を荒らしまくった翌日・・・窓を開けると、外を掃除する主婦たちの・・・竹ぼうきの音があちこちで聞こえ、日本人の勤勉さと美しさをあらためて感じました。
ところで最近、お客様の口の中を診ていて・・・酸蝕歯という状態の歯をよく見かけます。
酸蝕歯とは・・・食生活が原因で歯に悪影響を与えているのですが、酸の強い物を好んで食べていると、虫歯でもないのにエナメル質が溶けてしまう状態です。
酸の強い物・・・と言われ、すぐにイメージするのが、お酢やレモン・グレープフルーツなどの柑橘類です。
しかし意外と盲点なのが、飲み物です。
スポーツ飲料・コーラ・果物ジュース・ワイン・・・これらの飲み物のPHはかなり酸性なので、酸蝕歯を引き起こします。
またこんな飲み方はNGです!
部活動やスポーツの合間、スポーツ飲料を数回にわたって飲む
赤ちゃんの栄養を考えて、哺乳瓶に果物や野菜ジュースを入れて飲ませる
時間をかけてワインをチビチビ・・・(おつまみはなし)
デスクワークの時、習慣的にお茶や水以外の飲み物をダラダラ飲んでいる
酸性飲料を飲んだ後は出来るだけ水で口をすすぎ、歯を酸から守りましょう!
またビタミンCを多く含む柑橘類はカラダに良いので適度に食べて欲しいのですが、すぐに歯磨きをすると歯が磨り減りやすいので、水ですすいで30分くらいたってから磨いたほうが良いでしょう。