夜食べると・・・なぜ太るの?
寒い2月も終わりに近づき、もう少しで春を感じる季節になるんだ・・・と思うと楽しみですね!
今回は体内時計と肥満の関係のお話です。
『夜遅く食べると太る』というのは、もはや常識!
でも仕事上、帰宅が遅いので夕食がどうしても遅い時間になってしまう・・・という悩みも多いと思います。
深夜、食べたら・・・あとは寝るだけですからね!じゃあ、食べてもすぐに寝なきゃ、太らないのでは?って考えたことはないですか。
そんな疑問に、日本大の榛葉茂紀准教授の研究が答えを教えて下さいました。
体内時計と肥満には密接な関係があり、体内時計をつかさどるタンパク質 『BMAL1』 が、脂肪を溜め込む指令塔であることが解明されました。
このBMAL1が最も増えるのは午後10時から深夜2時ごろで、この時間帯に脂肪がつきやすいので、夜遅くに食べると太るというのは科学的な事実です。
また逆に最も減るのが午後2時から4時ごろ・・・嬉しいことに、3時のおやつの時間帯は同じものを食べても太りにくいということです。
しかし体内時計を無視するような生活は、BMAL1は昼になっても減らずに高止まりしてしまい、脂肪を溜め込みやすい体質になってしまいます。
体内時計は個々の生活スタイルで変化することはなく、全ての生物に朝の日の出とともに刻まれます。
たまに夜更かしをして生活リズムが崩れても、朝の光で脳の時計はリセットされ、朝食で内臓時計はリセットするそうです。
体内時計をしっかり刻み、時差をつくらないためにも・・・朝、目覚めたらカーテンを開けて朝日をしっかり浴びて、その1時間以内に朝食を食べるという習慣が大切です。
朝ゴハンを食べている時間がないからと言って、職場に着いてから食べたり、昼・夕・深夜という食事スタイルは、脳と内臓の体内時計のバランスが崩れ、脂肪を溜め込むタンパク質のBMAL1が多くなり、太りやすくなります。
ダイエットは何を食べるか?どのくらいの量を食べるか?ばかり気にしてしまいますが、
『どのように食べるか?』も大切なことです。
便利な暮らしで乱れがちな生活スタイルを見直すことも、ダイエットなんですね!