沖縄を支えた長寿の健康食
春分の日だというのに、今年は桜がなかなか咲いてくれなくて・・・ちょっと寂しいですね!
まぁ、お楽しみはあとにとって置いたほうが得した気分になれるんですけど・・・
前回は脂肪の消費にはビタミンBが欠かせないお話をしましたが、またその続きです。
ビタミンB1がダントツで多い食材とは、身近なところでは・・・『豚肉』です!
玄米の2倍はあるので驚きですが・・・豚肉と言えば、『沖縄=長寿』っていうイメージですよね!
沖縄でチラガー(豚頭皮)を生で見たときは・・・・(悲鳴)・・・・
では沖縄の長寿を支えたのが本当に豚肉だけが良かったのか?最近、疑問視されています。
沖縄の平均寿命が全国1位だったのは1985年までで、その後男性は26位まで転落しています。
これは米軍占領下の影響で、ハンバーガーやスパムなどアメリカ式食生活の定着が原因と言われています。
では昔ながらの沖縄長寿食とはどういうものだったのか?食材と調理法に秘密がありました
ビタミンB1豊富な豚肉のテビチ(豚足)は8時間くらい煮て、1時間おきに脂をすくって捨てるので、余分なコレステロールはなくなり、ゼラチンとコラーゲンという健康食になったそうです。今はオーブンの普及により脂肪が残ったままなので、食べ過ぎるとNGです!
また豚肉の次に代表的なのが・・・モズク・海ブドウ・数々の昆布料理という良質のミネラルが万病を予防します。そう言えば沖縄料理って、豚肉と昆布を合わせた料理がとても多く、その多彩さに驚かされます。
そして最後の大物が良質のたんぱく質の豆類です!沖縄の島とうふは、こっちの豆腐に比べたら実にしっかりしていて味が濃くて、本当においしい!豆腐のようで豆腐じゃないけど・・・ピーナッツの栄養たっぷりのジーマーミ豆腐も最高です!!
沖縄の長寿を支えたのは、やはり1品に限定することのないバランスのとれた食生活でした。
最近では・・・『トマトにダイエット効果がある!』と言われると、スーパーはトマト一色!
『R1ヨーグルトがインフルエンザ予防になる!』と言えば、入荷待ち状態・・・
なんとなく嘆かわしいことです。
どういう食生活が本当に健康的なのか?個々が考えたら、食べることがもっと楽しくなって・・・
料理を楽しむことも、ステキな生き方だと私は思います。
(これからの季節・・・沖縄は最高ですね)