『暑さ寒さも彼岸まで』
こんにちは、東戸塚の主任衛生士の三井です。
9月に入ってからここのところ涼しくなり、過ごしやすくなってきました。(8月は暑すぎた・・)
朝夕は少し寒いくらいの日もあり秋に近づいてきたなと思います。
そんな季節の変わり目を感じる一日に『秋分の日』がありますね。
この頃は『お彼岸』とも言われていますが、有名な言葉に『暑さ寒さも彼岸まで』というのがあります。夏は暑いがお彼岸を過ぎると涼しくなるよ~とよく言われていましたが、なぜこう言うのでしょう・・・
まずは『秋分の日』って??
1年を24の期間に分けた「二十四節気」のひとつ、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日のうち「秋分点」と呼ばれる位置を太陽が通過する日のことを言うそうです。
昼と夜の長さがほぼおなじになり、秋分の日を境に太陽の出番が短くなっていくので暑さが和らいでいくということでした。
そして秋分の日の前後3日間を秋のお彼岸といいます。
「彼岸」とは先祖がいる「極楽」を指し、反対の「此岸(しがん)」とは私たちが生きている世界のこと。
仏教では彼岸は西、此岸は東に位置すると考えられ秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈むため、彼岸と此岸が最も通じやすい日と考えられています。
このことから秋分の日に先祖を供養するようになったということです。
『先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶ』という意味もあるので、『秋分の日』は家族で先祖にまつわる話をしたりお墓参りにいったり供養をする貴重な一日ということになります
『暑さ寒さも彼岸まで』
~迷ったり、悩んだり、暑さやつらいことでも彼岸のころには和らいで楽になる~
という思いがこめられているようでした。