矯正歯科

限りなく天然に近い治療方法

バランスのよい噛み合わせは「食べる喜び」と「健康で快適な人生」を与えてくれます。また、整ったきれいな歯並びは、私たちに心の豊かさと自信、何事にも積極的にチャレンジできる勇気をもたらしてくれます。当院では、すべてのお客様に、自分の歯を大切に守り、一生使い続けてほしいと願っています。そのために、『総合的な歯科治療の一部』として“矯正治療”をお勧めしております。

<矯正歯科治療について>

知っていますか?歯並びの悪さは様々なトラブルを引き起こします

歯並びの悪さは、見た目だけでなく虫歯や歯周病になりやすいなど、歯に関する様々なトラブルを引き起こします。

例えば、噛む機能低下による“消化器疾患”がその一つ。また、噛み合わせのバランスが悪いために起きる“肩こり”や“腰痛”、口呼吸による“呼吸器系疾患”なども挙げられます。噛み合わせの悪さが与える影響は、肉体のみならず精神面に支障をきたし、集中力の低下などにつながっているといわれています。

矯正治療は何歳からでも受けられます

診察をしていると「矯正は何歳頃からできますか?」といったご質問を受けることがあります。実は「歯並びが気になった時」がチャンスであり、「いつから始めるのがベスト」といった絶対的な年齢はありません。

当院では「総合的な歯科治療の一部」として矯正治療をお勧めしています。若い方からご年配までと幅広く、多くの方々が健康と自信を取り戻し、生き生きした人生を過ごされています。

歯を抜かなければならないケースもあります

治療を受けるにあたり、「虫歯がない歯を抜かなければいけないの?」といった不安をお持ちの方は多いことでしょう。確かに顎の成長が終わっている成人の場合は、歯を抜かなければならないことがあります。

抜歯を行う理由は2つあります。「顎の大きさに歯が並びきらない」「上下の並びにおいて元々の歯の本数が違う」これらの場合、歯が移動できるスペースを作るために抜歯を行うのです。

しかし、年齢や歯や顎の状態、全部の歯の矯正か部分矯正かによっても異なるため、必ずしも抜歯が必要とは限りません。当院では検査結果をもとに、矯正の担当医が一人ひとりのお客様に合った治療方法をご提案しますのでご安心ください。

矯正治療の流れとは?

1.矯正相談(30分)

初診時は治療の必要性、適切な開始時期、予測される装置、治療期間および費用の概略について説明いたします。小中学生、高校生の方は保護者の方とご来院ください。

2.精密検査・診断(60分)

診断に必要な歯の型・お顔や口の中の写真・レントゲン写真・その他の診断に必要な資料の検査を行います。

3.矯正治療計画の説明(30~60分)

診断に基づき歯並びが悪くなった原因と、今後の矯正治療に関して具体的にご説明します。また、矯正装置の効果・矯正期間と流れや費用なども提示します。小中学生、高校生の方は保護者の方とご来院ください。

4.歯を動かすための治療の開始(30~60分:1~2年)

矯正装置をつけて歯を動かし、歯並びを整え、噛み合わせのバランスを正しくします。矯正中の虫歯を予防するために、歯磨きの仕方も指導します。

5.移動した歯を固定させるための保定治療へ移行(30分~60分:1~2年)

歯並びがキレイになった後、整った状態を維持させるための大切な期間です。途中でやめてしまうと、すぐに治療前の悪い歯並びに後戻りしてしまいますので、歯を保定(固定)させるための装置を入れて経過をみます。

6.メンテナンス

矯正治療が完了すると、定期的に検診しながらメンテナンスを行います。せっかくキレイになった歯も虫歯や歯周病になってしまったら台無しです。また多少の歯並びの後戻りなど、ご自分では気付かず過ごしがちですから、定期的な来院が大切です。

矯正治療を受ける際の注意事項

せっかく矯正治療を受けても、お客様の努力がなければよい結果は得られません。きれいな歯並びとバランスのとれた噛み合わせを手に入れるために、いくつかの注意事項があります。

その1:食べ物に注意

装置を壊す恐れのある硬い食べ物や、装置に粘りつくガム・キャラメル・お餅などは避けましょう。リンゴの丸かじりや固い煎餅もご注意ください。

その2:食後の歯磨きを欠かさずに

矯正装置は複雑な構造ですので虫歯になりやすいです。歯ブラシは常に携帯し、食べたら必ず歯磨きをする習慣を身につけましょう。なお、ブラッシングの状態があまりにもひどいときは、矯正治療を中止することがあります。

その3:診察の約束はきちんと守る

完全時間予約制で治療を行いますので、診察日には時間通りにお越しください。万が一ご都合が悪い場合は、なるべく早くご連絡ください。

その4:家族の協力が必要

矯正治療は長期間にわたりますので、周囲の方の理解と協力が必要です。また、少し良くなったからといって中途半端で止めてしまうと、治療前の状態に戻ってしまいますので自己判断は禁物です。